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市川サテライト 呼吸リハビリテーション勉強会
こんにちは、市川サテライトの酒井です。
2月17日に総合リハビリ主催で呼吸リハビリテーションの勉強会を開催しました。
とても良い勉強会だったので報告します!
当日の様子を紹介する前に勉強会開催に至った経緯をお話しします。
今回の勉強会を開催するきっかけとなったのは浦安の病院で行われた別の呼吸リハビリテーションの
勉強会です。呼吸リハビリテーションの第一人者である千住秀明先生が講師で講義・実技ともに充実した
勉強会でした。特に実技の指導は、呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修を修了された先生方が
サポート役として多くいらっしゃっていたので、5~6人のグループに1人ずつ先生が配置され
一人ひとりに丁寧に指導をしてくださるという贅沢なものでした。
勉強会も終わりに近づき、もう一度実技の練習をしたいなぁと思っていたところ「呼吸リハビリテーションを
学びたい方は連絡をもらえれば病院、施設などに無料での講師派遣ができます。」とのアナウンスがあり、
これは派遣をお願いしない手はない!とすぐに市川サテライトのTリーダーに勉強会の開催を提案。
Tリーダーも開催に賛成で二つ返事で開催が決まりました。
(*この講師派遣は環境再生保全機構の事業の一環で呼吸リハビリテーションを専門とする理学療法士等の養成、
地域における呼吸リハビリテーションの普及を図ることなどを目的に行っているそうです。)
こういった経緯があり、私自身も楽しみにしていた勉強会。
弊社で行われる際にも呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修を修了された先生2名と
東京夢塾の先生1名に来ていただき、19名の参加者に対して3名の指導者という充実した体制を
整えていただけました。
初回ということもあり、呼吸リハビリテーションにおける評価の基礎的な部分からお話しいただき、
視診、触診、打診、聴診と指導いただいてから、呼吸介助の練習へ。
3人の先生方が順番に参加者のもとを回り、個別の疑問にも答えながらゆっくり時間をかけて実技の指導を
されていました。私自身も実技指導をしていただいたのですが、先生方に直接触って教えていただけたことで
力の加減や方向、被験者としての感覚をより明確に知ることができました。正直、私は実技が上手ではなかった
のですが…練習をしている間に再度指導に来ていただいたり、体の使い方を細かく指導していただき、
なんとか自分で復習ができそうだと思える程度にはポイントをつかむことができました!
先生曰く「特別なことはしていません。基本に忠実に。」とのこと。
他の参加者からも好評を得た勉強会でしたが、なんと「定期開催できるといいですよね」と先生方から
ありがたいお言葉が!!
市川でも呼吸器疾患や難病で呼吸のケアが必要な方、人工呼吸器の利用などの例があり、
訪問看護ステーションに求められる役割として呼吸リハビリテーションの実施は重要だと感じています。
先生方も大学病院で周術期、急性期をみている、訪問部門があり病院から在宅へつなげている…など背景が様々。
症例紹介をしていただいてもとても勉強になりそうです。
まだ詳細は相談中ですが、年間を通して呼吸リハビリテーションを学び、広い知識や技術を身に着けられるような
勉強会を開催したいと思っています。
「基本に忠実に」の「基本」がしっかり固められるように!
次回以降の開催については決まり次第情報を発信していきたいと思います。
興味のある方はチェックしてください。